本作品を最初に見たのは30年も前の昔、1990年テレビ初回放送だと思う。当時VHSビデオテープに
録画した記憶があり、その後DVDレコーダーのHDDにも録画した。この映画は何度も見た作品だが、
主演女優のジェニー・ライトが好きなのは勿論だがストーリーも好きなのでHDニューマスター版が
出たのが嬉しかったのだ。作品が好きと云ってもバンパイア物が好きと云う事で無く、バンパイア
映画なら吸血鬼映画の金字塔と云える、クリストファー・リー主演のドラキュラシリーズで十分だ。
ジェニー・ライトのファンではあるが主演作品では他に「ハードカバー/黒衣の使者」ぐらいしか
見た事が無く、彼女は作品数が少ないしDVD化されていない作品もある。そして既に引退している
女優だ。今回のHDニューマスター版はパッケージが実に残念だ。インポート版DVDにも云えるが、
主演のジェニー・ライトが見当たらず、これではモンスターかゾンビのスプラッターホラーか怪獣
映画を連想する。確かにジャンルはバンパイア物だがラブロマンス的な要素と雰囲気も感じさせる
ストーリーで昔絶賛を浴びたダークファンタジーのイメージの欠片も無い。私は何度も見て内容を
知っているから良いが、もしも初見でこのパッケージだったら一生鑑賞する機会は無いと思った。
勝手な憶測だが何故パッケージがセヴェレン役のビル・パクストンなのか、と考えを巡らせたら、
このDVDが発売される前年に(2017.2.25・61歳没)彼が亡くなったからではと余計な邪推をした。
亡くなった事を知ったのは最近だがメジャーな作品にも多数出演している俳優兼監督さんでした。
追記
「ニア・ダーク 月夜の出来事」HDニューマスター版が2018.7.4に発売される3ヶ月前に予約し、
鑑賞済だったが、2年半も過ぎた今頃になってのレビューである。ビル・パクストンさんに合掌。
追記:2020.12.19
画像No.16に昔のDVD版パッケージ画像を載せたが掲載不可らしく、[NO IMAGE]にしています。